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2007年11月10日 (土)

負け犬の無駄吠え

注:猛毒を吐いてますので、専業主婦の方と、そうなる予定の方は特にご注意ください

前職を辞めた時に知ったのだが、仮にあの会社で一生、ヒラ社員のまま働き続けた場合、厚生年金の二階建て部分は、月額一万円ほどになったらしい。

・・・それって、もしも結婚しないで一生働いていたら、老後の収入は生活保護レベルってことだろうか?!二階建て無しの国民年金の年間支給額が、07年度実績で80万円弱なので、まあそういうことになるだろう。

というか、もしもその時点まで独身で、必然的に働き続けたとして、待っている将来はそれですか。寧ろその金額は、税金や介護保険料や健康保険料の支払いで吹っ飛びやしませんか。因みに生活保護受けてると、国民健康保険の対象じゃなくなるから、保険料払わなくていいよな・・・などと考える。

それってつまり、生存権を確保したければ、出世してガンガン稼ぐか、嫁に行けってことかい。確かに、今の仕事は所謂「補助的な」「誰にでもできる」仕事だから、待遇面の贅沢を言ってはいけない。現在の月収で一人暮らしをしようと思うと、なかなか厳しいという現実もある。でも、必要があって会社の中にある仕事だし、適当にやっているわけじゃない。始めたばかりの仕事だから、自信は無いけど責任とプライドはある。その仕事を、何だか否定されたようで悲しい。

ついでに、前職は一部上場企業の総合職で、身体を壊すまでやったのに、その程度の報いしか無かったのかと思うと空しい。

結婚したくないわけじゃない。パートナーが居たら嬉しいなと思うし、子供だって欲しい。でも、ご縁があるという保証はどこにも無い。性格的に、恋愛には不向きである。四半世紀生きりゃ流石に分る。そして、もう何も考えずに遊んで生きていくほど、傍若無人に若くはない。人生設計をしなきゃいけない。当面結婚する予定が無いなら、仮に、しない方向ででも。

ここでひとつの事実に気づく。一生働くよりも、稼ぎのいいダンナを見つけたほうが、生存の確率は上がるってことかい。

仮に、とびきり稼げる旦那様じゃなくても、扶養家族になった時点で、妻には税金年金介護保険料健康保険料の支払いが免除される(夫がサラリーマンとか公務員だとして)

・・・何で? と、思う。

因みに私の場合、独身なので、税金払う時には、生命保険料ぶんの控除しかない。税率は高い。就職して4年このかた、定期昇給ぶんを優に上回る勢いで、景気よくあがっていった税金。

扶養家族を持っている人に対して、税金の控除があるのは当たり前だと思う。特に、子供を育てている世帯に対しては、手厚いものがあっていい。何故なら彼らは、身銭を切って将来の納税者を育てているのだから。

収入が無いなら、税金まで払えとは言わない。でも、介護保険や国民健康保険の支払いまで免除されるのは何でだろう。恩恵にあずかる予定で居るのに。これは、性格が悪くて(そのせいで?)縁遠い、独身女のヒガミなんだろうか?

よく言われるのだが、その代わり独身のあなたは、稼いだお金は自分だけのために使えるし、夫や子供の面倒を見たり、姑に気を使ったりせずに、自由に暮らせるじゃない、などと。

否定はしない。でも、独身女は極楽トンボではない。

収入は無限ではないし、一人で生きていきたければ、それなりの出費がある。それを全部自分で賄うのだ。専業主婦なら払わなくてもいい支払いが、山ほどあるのだ。私は今、両親と一緒に暮らしているけれど、いつまでもそうはしていられない。そして現在だって、自分の分の家事(アイロンかけとか繕い物洗い物)は免除されない。一人で暮らすようになれば、本当に一切の免除は無い。仕事もするし、疲れて帰宅しても「お帰り」の一言さえ、単身世帯にはない。

それどころじゃない。一人は孤独だ。年をとると、それは顕著になる。例えば、足腰が不調で、特定の動作をする時に介助が欲しいとか、日常の家事はともかく庭の面倒が見切れないとか。そうなったとき、同居している配偶者や、近くに住む子供が居れば助けて貰えるものを、独身者はすべて、有料の他人に頼まなければならない。

そして、どんなに良い友人でも、可愛がった甥や姪でも、自分の親や子供、ひらたく言えば家族を放り出してまで、私の見舞いに駆けつけてくれはしないだろうし、まして臨終など看取ってはくれまい。

でも、その分確かに、自分の趣味に使える時間は多いのだろうし、気遣いも少ない人生かもしれない。

そういう人生もある。そうじゃない人生もある。それを、どっちがどれだけ大変で楽だなんて、誰にも決めて欲しくない。とやかく言われる筋合いも無い。

でも、なんだかこっちサイドの負担の方が重い気がする。40年以上もあくせく働いて、高い税率で税金払って、年金も介護保険料もきちんと納めても、待っている老後はかつかつで、生存権ぎりぎりだなんて。一方で、殆ど一銭も払うことなく、受給権を保証される人も居るのに。

あなたはあなたの勝手で独身なんだから、つべこべ言うなという意見も、特に主婦サイドからあるんじゃないかと思う。では返そう。あなたもあなたの勝手で、夫の扶養に入っているんだろう、と。勝手だなんて失礼な、私には私の事情があるんだ。育児休業が取れなかったから。子供が小さいうちは家庭に専念したかったから。夫が超多忙で家事負担を期待出来なかったから。多分そんなリアクションがある。同じ言葉を返してもいいだろうか。こっちはこっちの事情で独身なんだ。縁がなくて。タイミングを逃して。仕事を捨てられなくて。

現状で、この国には、女性の人生には色んなパターンがある。働くか否か、働くとしたらいつまでか。結婚するか否か、子供は持つか否か。

パターンが多いだけに、互いの不公平感も、嫉妬もある。互いが互いの足を引っ張りあい、攻撃を繰り返す。それはとても不毛で不幸なこと。くだらない。

でも、ここで吠えているこの負け犬は、実際に生存権を脅かされかねないデータを見てしまったので、酷く脅えています。

いつか、将来、体が動かなくなった時に「あなたは子供を生んでいないし、稼ぎも少なかったので、もう社会に必要ありません」と言われ、ポイ捨てされるような気がして仕方ない。すくなくとも、このままの人生を真っ直ぐ延長していったら、間違いなくそうなる。

なんなんだそんな社会。

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