ドリームキャスト3
忘れた頃に第三弾、趣旨は「他所様のお家芸を借りてみる」です。
「スパルタクス」inパリ
スパルタクス:ニコラ・ル=リッシュ フリーギア:エレオノーラ・アバニャート エギナ:マリー=アニェス・ジロー クラッスス:ヤン・ブリダール
…うっかり「クラヴィーゴ」のオリジナルキャスト寸前ですね。クラッススはペッシュもいいような気がしますが、あんまじっくり観たこと無いので。ニコラは、いわゆるスパルタクス。エレはキャラクターにあくがあり過ぎないことと、脚の形。オスタも考えたんですが、彼女の脚は私が考える「フリーギアの脚」にはちょっと太いので。見所はジロ@エギナ。ここは是非、ロシアのエギナとは全然違うものを見せていただきたい。
「マイヤリンク」inパリ
ルドルフ:マニュエル・ルグリ マリー・ヴェッツェラ:オーレリー・デュポン マリー・ラリッシュ:イザベル・シアラヴォラ ミッツィ・ガスパール:クレールマリー・オスタ ブラートフェシュ:ヤン・サイズ エリザベート:デルフィーヌ・ムッサン
案外オペラ座向きな気がする。ロイヤルの切り口とは違う感じにすれば、ですけど。つまり、ヨーロッパの歴史物ってことと、コンテンポラリーを踊れるから出来る身体表現ってことと。ロイヤルの、マクミラン直伝だから出来るセクシュアリティの表現とは違うものを、オーレリーに期待。そして、嫌いそうだけど、ルグリにルドルフを振ってみる。演劇的に複雑な役だから、というだけですが、絵的なことも含めて、ベラルビでも面白いかも。シアラヴォラは、プルミエのほかの女の子が若いので、このクラスの役を振るあてがほかに思い浮かばない、というセレクト。
「田園の出来事」inロシア
ナタリア:ニーナ・アナニアシヴィリ ベリヤエフ:アンドレイ・ウヴァーロフ ヴェラ:エカテリーナ・シプリナ コリア:レオニード・サラファーノフ
外国人が作ったロシアものをロシアに戻してみる企画。主役二人は「三つのプレリュード」な感じでやってくれればいいかと。なお、今回この二人はここにしか現れません。食傷された方はご安心ください。敢えてコリア一人マリインカから連れてきてるのは、ボリショイにはこういう、小柄で可愛い系が居ないから。
「三人姉妹」inロシア
マーシャ:スヴェトラーナ・ザハロワ イリーナ:ディアナ・ヴィシニョーワ オリガ:ユリア・マハリナ ヴィルシーニン:イーゴリ・ゼレンスキー クルィギン:ウラジミール・ワシーリエフ
目が眩むようなワガノワ三姉妹。マハリナは雰囲気だけ出せれば、踊れなくても構いません。ザハロワとディアナは、正直どっちでもいいかと思ったんですが、「より享楽的な演技が似合いそう」という点では、ディアナ@イリーナかな、と。ヴィルシーニンはザハロワとの相性。クルィギンは、ほかに出来そうな人が思い浮かばなかった。
「クラヴィーゴ」inロシア
クラヴィーゴ:ニコライ・ツィスカリーゼ マリー:スヴェトラーナ・ルンキナ カルロス:イーゴリ・コルプ 謎の女:ディアナ・ヴィシニョーワ マリーの兄:アルチョム・シュピレフスキー
ツィスカリーゼはこの役、やるはずだったのが、怪我で流れちゃったんですよね。マリーは思いつく限りで一番、薄幸の美少女度が高い人で。カルロス&謎の女はマリインカからですが、ああいうあくの強さを持っている人間が、これまたボリショイに思い浮かばなかったので。兄@シュピレフスキーは、まあ無難だし見栄えもいいし、ってとこで。
「バフチサライの泉」inロンドン
マリア:アリーナ・コジョカル ザレマ:タマラ・ロホ ギレイ:ヨハン・コボー ワスラフ:イワン・プロトフ
無難なセレクトに終始してみました。ザレマ=ロホはありきたりすぎ?
「黄金時代」inロンドン
リタ:ロベルタ・マルケス ボリス:ヴァチェスラフ・サモドゥーロフ ヤシュカ:エドワード・ワトソン
何でここでワトソンなのかっていうと、彼はどうやら、マクミランのマイナーな(&過激な)作品をだいぶ踊っているようなので、どぎつい表現も出来る人なのかなと。で、ロシアものにスラヴァを使うのは、やはり反則かな…
「クラヴィーゴ」inロンドン
クラヴィーゴ:ヨハン・コボー マリー:アリーナ・コジョカル カルロス:ヴァチェスラフ・サモドゥーロフ 謎の女:ダーシー・バッセル マリーの兄:佐々木陽平
何でバッセルがこうなるかというと、私、彼女が踊るお姫様を観てないんですよ。ガムザッティと、ミッツィ・ガスパールと、イリーナと、チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ。そりゃこういうイメージになりますって。実際ハマるし。
…これ書くにあたって何が難しかったって、「オペラ座のお家芸って何?!」ということ。ボリショイならグリゴローヴィチ、ロイヤルだったらマクミランとアシュトン、という風に、看板振付家が居ますよね?オペラ座の場合はヌレエフ。でもヌレエフはオリジナル作品で有名なのはない…かといってコンテンポラリーじゃイメージが湧かない。それではベジャールやプティが委託されて創った、オペラ座オリジナルの作品で、よそのレパートリーに入ってないやつだろう、と結論づけてみました。でも、この二人の動きって、そんなに普遍的に誰にでも似合うわけじゃないんですよ。ロシアにはそうでもなかったけど、ロイヤルに当てはめたところが、想像出来なかった…
| 固定リンク
「バレエ」カテゴリの記事
- 英国ロイヤルバレエ「マノン」(2009.03.15)
- Lesve me alone(2008.12.12)
- ボリショイバレエ「白鳥の湖」(2008.11.27)
- 英国ロイヤルバレエ「マイヤリンク」(2008.10.16)
- 新国立劇場バレエ「ドン・キホーテ」(2008.09.19)


コメント