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2006年10月 7日 (土)

21世紀のエトワールたち

既に放送されてから一週間経ちますが、簡略版で感想をUPしておきます。

アリシア・アマトリアン&ジェイソン・レイリー「ザ・グラン・パ・ド・ドゥ」

笑った~。ジゼルごっこがあったり、青い鳥モドキがあったり、名作のパロディを散りばめつつ、楽しそうに悪ふざけしてました。やる気満々でパートナーを振り回す男性と、やる気ゼロでいいように振り回される女性。現実の世界でもあったりするかしら?03年のフェスで見せた「太陽に降り注ぐ雪のように」しかり、アリシアには意外と笑いのセンスがあるのかもしれませんね。「じゃじゃ馬馴らし」とか、観てみたいかも。

ルシア・ラカッラ&シリル・ピエール「タイス」「囚われの女」

「タイス」はあまりプティっぽくない振りですが、音楽には絶妙に合いますね。ひたすら流麗で、耽美で、そこはかとない艶めかしさがある。あとはひたすら、音楽と溶け合ったラカッラの美しさを堪能すべし。

「囚われの女」は、最初にカルフーニ&ガニオの映像を観ているので、採点が辛くなるんじゃないかと思ったんですが、ラカッラに関しては、まったく違った持ち味で面白かった。彼女の身体って、一見サイボーグ的に無機質で、自由に動くあまり投げ遣りな印象を受けることも多々あるんですが、その中に、背筋が寒くなるような「艶」が宿るんですよね~、何故か。それが非常に強烈に出ていた踊りだと思います。カルフーニはもっと繊細で透明で、ヘンな色気は無かったですからね。ピエールは「ラカッラを美しく見せる人」としてこれ以上の組み合わせは無いんだけど、ガニオにあった「悪の華」みたいな、強烈なワンポイントが無いかな…ただ、この二人はカルフーニ&ガニオ級に「切り離して観たくない」ダンサーであることは間違いない。

イリーナ・ドヴォロヴェンコ&マキシム・ベロツェロコフスキー「海賊」

何故にソロの見せ場が無い寝室のド・ドゥなんですかね?イリーナの出産からはしばらく経っていて、復帰間もなくってことも無いでしょうに。

それはともかくとして、もう一組の「切り離して観たくない」ダンサーカップル。個々で観たことはあったので、念願のパ・ド・ドゥが観られて嬉しかった。イリーナの優しげで可憐な感じと、マックスのノーブルで包容力がある感じ、単体で観た印象がより強く、補完された形で結晶化した感じですね~。これが凄く良かったからこそ、もっときちんとした踊りを観たい思いが尽きません。「眠り」や「ライモンダ」、金平糖や「シンデレラ」など、お姫様と王子様の、幸せな踊りが似合うと思う。

余談ながら、この映像はカメラワークが最悪。バレエにアップは意味が無いし、上や横から撮るのは有害です。正面から観て綺麗なように創ってあるんだから。あと、「21世紀」と銘打った割りには、大半が中堅クラスのダンサーだったような…

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コメント

そうそう。バレエを上から撮る意味って、どこにあるんでしょう?
群舞ならまだしも、パ・ド・ドゥだっつーの(T_T)
アマトリアン達が踊った「グラン・パ・ド・ドゥ」は、マラーホフとJ・ケントが日本で踊ってるんですね!
古い「ダンスマガジン」を読んでいて、発見しました。

マラーホフ&ケントの「ザ・グラン・パ・ド・ドゥ」は、きっと笑えたでしょうね~、あれ以上に。ちなみに私は「ルグリ&オーレリーでやったら、意外とサイコーかも」と思って観てました。

録画失敗しました。で…確かに中堅メンバーですね。でも、カメラワーク悪くても(笑)見たかったですよ。

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