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ドリーム・オン・アイス

新作が色々見られて目の保養でした。番組の作り方はともかくとしてね(マリナ&グェンや申&趙、無良君を見せてくれなかった恨みは意外と深いですよ)

印象的だったのは、美姫ちゃんの勢いの良さと、由希奈ちゃんの芯の強いブラックスワン。二人とも「復活」ですね。

まず美姫ちゃん。見違えるように体が締まって、はちきれるようなエネルギーを感じさせる演技でした。可愛らしさ(としか言いようが無いんですよね。優雅とは違うし、可憐というほど細くないし)とともに、スピード感と力強さを感じる演技でした。彼女の演技を「本当に素晴らしい」と思ったのは、これがはじめてかもしれません。振付が好きとか、今日は良かった、じゃなくて、作品もいいし演技もいい。このままシーズンに入れるといいですね。

由希奈ちゃんの黒鳥は、きめ細かく行き届いて、優雅だけど、隙もなく作りこまれて、強靭。バレエの動きですよね。パ・ド・ブーレの織り込み方とか、首や腕の使い方とか、既にオクサナ・バイウルと双肩を張れそうな勢い。穿って見れば、どこかに痛みがあるんだろうな、という動きではありますが、これ以上壊れないように気をつけながら、彼女の「最高」を目指して欲しい。

そのほか印象に残った演技を。

友加里ちゃん

こなれましたね、「SAYURI」。このプログラム、物凄くヒットかも。テンポよくステップを踏むようだった前作とは違い、さらさらと流れてゆくんだけれど、すべてが印象に残る。速いスピンがじっくり見られるスピンでもある。基本的には強いんだけど、楚々とした空気がたちのぼってきます。

信成君

これは新しいショートでしょうか。軽くジェフリー・テイストですが、そこを突き抜けて、既に彼のものになってますね。軽やかでしなやかな、いかにも彼らしいジャズ。すごくお洒落でクールです。

舞ちゃん

プログラムが既に「美人」のプログラムになってます。哀愁を帯びた音楽は、すこしけだるい雰囲気も持っていますが、彼女の気品が、それを中和して、彼女独特の優雅さを作り上げてます。終盤のスパイラル、あの年齢で、あれだけの動きで人の目をひきつけられるのは見事。

村主さん

この「カルメン」もこなれましたね。終盤、あのハイテンポな「ジプシーの歌」と相乗効果で盛り上げていけるのは、流石という感じです。あと、フィギュアでは意外と使われない「セギディーリャ」を使っていましたが、艶やかでいわくありげで悪戯っぽい、現代っ子のカルメンという感じ。扇子を使ったレイバックスピン、じっくりと味わわせていただきました。

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